協議離婚は、夫婦の話し合いで離婚する方法で離婚理由は問われません。

 

また、費用もかからず最も簡単な離婚方法で、約90％がこのかたちで離婚しております。

 

夫婦で離婚の条件を十分に話し合い、お互い納得して離婚できるのであれば協議離婚は最善の離婚と言えます。

 

その協議離婚のプロセスは

 

1.  夫婦で話し合い（未成年の子どもがいれば、必ず夫婦のいずれかを子どもの親権者と決め記入した）離婚届けに両者が署名捺印する。

 

2.   当事者以外の成人２名に証人として離婚届けに署名捺印していただく。

 

3.  離婚届けを市町村役場に提出する。

 

4.  その離婚届けが受理されれば、その日が離婚成立の日となります。

 

協議離婚は夫婦双方の合意が有れば簡単な手続きで離婚できるのです。

 

しかし、簡単であるだけに、十分な話し合いもせず（話し合いもできず）、一時的な感情で離婚に突き進むのは後々後悔することにもなりかねません。

 

少しでも離婚に迷い感じているのであれば、その迷いの原因は何であるかを考える必要があるでしょうし、夫婦の話し合いが必要といえます。

 

また、2人だけで冷静に話し合えないようであれば、信頼できる第三者を介し話し合いをするとか、家庭裁判所に夫婦関係円満調整の調停を申し立て、調停委員を介して修復の話し合いをすることも良いのではないでしょうか。

 

この調停は若干の時間はかかりますが、多額の費用がかかることではありません。

 

離婚は家庭を失くす最後の結論です。

 

お二人の話し合いをはじめ、さまざまな修復の手だてを試みてください。

 

結婚生活が暗礁に乗り上げているとはいえ、かつては一緒に暮らしていく決心をした二人ですから、

 

離婚を考えさせる原因を排除すれば、夫婦関係の修復ができ、再び幸せな家庭を取り戻せるかもしれません。

 

是非、慎重に行動されると良いと思います。