夫婦関係の修復

家裁で夫婦関係の修復を図る

夫婦関係円満調停を申し立てる

 

離婚を考え続けるのは苦痛です。

 

苦痛から逃れるため中途半端な気持ちで離婚をして、生活が苦しくなったとき、不安になったとき、離婚を悔いることになるかもしれません。

 

後悔する離婚はしたくないものです。

 

関係の修復に手段を尽してみる(夫婦カウンセリング)そして、それでもだめなら離婚の覚悟をすることが大事と考えます。

 

なお、家庭裁判所に夫婦関係の修復を目的にした調停(夫婦関係調整調停)の場があります。

 

家庭裁判所といえば縁遠く近寄りがたい印象ですが、離婚問題に悩む方にとって敬遠するところではありません。

 

夫婦関係調整調停とは、家庭裁判所で調停委員を通してこじれた夫婦関係を円満に戻すための話し合いをする場です。

 

この調停では男女の調停委員が、夫婦個別に

  • 結婚生活の現状
  • なぜ円満でなくなったか
  • 原因はどこにあるのか
  • 今後の婚姻生活の考え方

などの話を聴いて、夫婦関係を修復するためにどうすれば良いか助言をしてくれます。

 

調停の申立ては相手方の住所地の家庭裁判所または、当事者が合意で定める家庭裁判所に行います。

 

申立て費用は収入印紙1,200円と連絡用の郵便切手代のみです。

 

申立てに必要な書類は調停申立書と夫婦の戸籍謄本(全部事項証明書)です。

(審理のために必要な場合、追加資料を求められることはあります。)

 

離婚すべきか迷っている方も、この調停を利用することができます。

 

夫婦関係調整調停は、夫婦関係を見つめ直す良い機会です。

 

この調停をきっかけに関係の修復ができるかもしれません。

 

関係に行き詰っている方は、利用するのも良いと考えます。

 


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別居時の生活費確保の問題です。

 

ご参考になさってください。